マニアにはたまらない放置車両の魅力とは?

放置車両には独特の哀愁が漂っている!

放置車両には独特の哀愁が漂っている! 放置車両は街の中心から外れた、人気の少ない寂しい場所にあるイメージではないでしょうか。
状態は放置されている期間にもよりますが、長期間置かれている放置車両にはサビが見られたり、雨風にさらされ風化して哀愁を漂わせているものです。
またガラスにはヒビが見られたり、ホコリ混じりの雨が流れて乾いた跡が残っていたりします。
いずれにしても、放置車両は新車とは程遠い状態で、放置を続ければ続けるほど遠ざかっていきます。
果てにはタイヤが外れてしまい、足回りにはホイールだけという状態になります。
誰かのいたずらによるかは分かりませんが、トランクやボンネットが開いていたり、中までサビが進行していることもあります。
哀愁は汚れた窓から中を覗くと更に強く感じられますし、ドライバーが残したと思われる物に目を向けると、得も言われぬ寂しさが込み上げてきます。
そんな放置車両は時に風景に溶け込み絵になりますが、放置したままだと治安的にも良くないので、早めの撤去を検討するのが無難だといえるのではないでしょうか。

放置車両の写真集も発売されている

放置車両の写真集も発売されている 人影のない廃墟や草木が生い茂る森の中など、日本でも至るところで見かける放置車両。
大抵ボディは傷や凹みだらけ、錆や水垢がこびりつき、ガラスは割れ、お世辞にも綺麗とは言えないような姿で放置されています。
しかし、普通の人ならただの廃車扱いするようなこれらの車両ですが、道端に車両が放置されているという異質さ、傷や錆の熟成具合、その風景自体に風情を感じるマニアも存在します。
そしてなんと、数々の放置車両を収めた写真集まで発売されているのです。
写真集には撮影日時や車種、大まかな場所まで記載されており、マニアにとっては探索のガイドブックとしても利用できるとか。
写真自体の美しさはもちろん、どんな人が所有していたのか、どんな場所へ行ったのか、何故そのような状態になるまで放置されてしまったのか、被写体として映る車両それぞれが持っているだろう特別なドラマに想いを馳せ、誰にも分からない正解を予想するのも楽しいのでしょう。